「カヤ ワヤン」


夏休み。
職場では、旅行の計画の話を聞いたり、お土産を戴いたりします。
我が家の夏休み第一弾は、明日から2泊の東京。
第二弾は来月末、メルボルンへ一週間訪れる予定です。

昔から旅やお出掛けがとても好きです。
以前の私はそれらによって得られるものに、大きな期待があったのだと思います。
今は少し変化してきました。

まずは、しっかりとした自分を持っていないと、何処に行っても何を見ても経験しても、それらを糧に出来ないように思っています。

近所の書店で見つけた、こちらの一冊。
タイの「森林派」の高僧のお話です。



~たとえばお寺にいても、森にいても、山にいても、不満ばかり言う比丘がいます。
あれを見たりこれを見たり、いろいろなものを見て旅します。
そうすればやすらぎが見いだされると考えているのです。
山の頂上に登り、「ああ、ここだ。これで大丈夫だ」と。
数日間はやすらぎを感じるかもしれません。
でもやがて飽きてしまうのです。
そして「そうだ海へ行こう」と海へ行きます。
「ああ、ここは静かですばらしい。よい場所だ―」。
でも、しばらくするとまた飽きてしまうのです。
 森に飽き、山に飽き、海に飽き、すべてに飽きていやになります。
これは正見(正しい見解)としての「ものごとから離れる」ことではなく、単なる怠けであり、邪見(間違った見解)のひとつなのです。
「さて、どうしよう。あちこち行ったけれども何も得られなかった」とお寺に戻ります。
それで托鉢用の鉢を捨て、衣を脱いで還俗するのです。なぜでしょうか?
 何も得られず、それ以上何をすべきかわからないからです。
南へ行き、北へも行きました。
でも何も理解しませんでした。
海に行き、山に行き、森にも行きましたが、何も得られませんでした。
すべて終わりです。
力尽きてしまったのです。
 このようなものです。
ものごとから逃げているかぎり、智慧は現れません。~

~仮に、お寺の住職だとしましょう。
住職には対処しなければならない問題が絶えずあります。
目を向けなければならないことが次々に起きてくるのです。
人がひっきりなしに来て、いろいろな質問をします。
ですから常に注意深く、目覚めていなければなりません。
寝ようとすると、別の問題が生じて起こされます。
 でもこのような生活をすることによって、ものごとを考察したり、理解したりすることができます。
それで、自分にも他人にも様々な面で注意深くなれるのです。
このスキルは逃げずにものごとに接したり、直面したり、対処したりすることによって磨かれます。
身体的には逃げませんが、智慧を使って心で対応するのです。
まさに、智慧で理解するのです。
何からも逃げません。~

今までのように、何かを得られることを期待したり、現実逃避のような旅ではなくて、
自分の周りで起こっていること、一つ一つを落ちついて観察し、注意深く対処していく…
そんな生活のなかの一部としての時間を過ごすような旅にしたいと思います。


「カヤン ワヤン」は「形成されたすべての現象は衰えて壊れる」という意味だそうです。

~私たちは、身体は美しく、ありがたいもので、ずっと健康で、丈夫なものだと考えているかもしれません。
老いることも、病気になることも、死ぬこともない、と考えているかもしれません。
これは身体に心を奪われ、騙されているということです。
そのため真のよりどころに気づかないのです。
真のよりどころになるのは、身体ではなく、心です。
心が、真のやすらぎのよりどころになるのです。
 私たちがいま座っているこのお寺の本堂はかなり大きいですが、真のよりどころになりません。
お寺にはハトやヤモリ、トカゲも住んでいます。
私たちは、このお寺は自分たちのものだと思っているかもしれません。
でも、そうではありません。
さまざまな生き物といっしょに住んでいるのです。
 ここは単なる一時的な住まいであり、いつか立ち去らなければなりません。
人はこの一時的な住まいを、真のよりどころだと勘違いしているのです。~


真のよりどころは自身の心。
心を観察して、鍛えて、洗い清めていかなければ、いつまでたっても一時的なものにしがみついた生き方しか出来ないのかもしれません。

~ブッダは森にすむことを称賛されました。
物理的にも精神的にも、ひとりでいることが解脱への道を実践する助けになるからです。
だからといって、森での生活に依存したり、静けさや穏やかさに執着したりすることを望まれませんでした。~


この命が終わるころには、このような境地に達していたいです。

とりあえず、今は目の前にあることに一つ一つ向き合って、何かに執着しそうになったときには「カヤ ワヤン」という言葉を思い出して、自身の心へと意識を戻すように…
家にいても職場に居ても旅先にいても、そんな気持ちで過ごしていたいと、そう思っています。


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矯正装置外れました♪


若いころから気になっていた歯並びを、2年9ヶ月ほど前に、揃えることを決意。
今月、二年と少し口の中に入っていたワイヤーが外れました(^^♪

矯正を始める前の状態(2014.11月)
矯正前
現在の状態
矯正後


今日から綺麗な歯並びで、不自由なく過ごせる~
と喜んだのもつかの間でした(;’∀’)
これから暫くリテーナーという、揃った歯並びを保持するための装置をつけなくてはいけません。
今のところ、上は透明のマウスピース型のもの、ワイヤーを歯に引っ掛けて入歯のようにカポッとはめるものを、食事の時以外、付けてくださいと言われています。
これが、喋りにくくて…
特に仕事中の電話が辛い。

先週の火曜日に矯正装置を外していただき、水、木と仕事でしたが、木曜日は昼食後、午後は上のマウスピースを外して過ごしました。
5時間後にマウスピースをはめてみたら、若干キツい…
後戻りしようとする力の大きさを実感しました(-_-;)
せっかくお金と時間をかけて揃えた歯です。
なるべく、外している時間を少なくしようと思います。

歯並びが良くなってうれしい事の一つとして、歯磨きがし易くなりました。
我が家で使っている歯ブラシは電動のものです。



手で磨くよりも明らかに手軽で、綺麗に磨けていると思います。

そして、日本人がこまめに歯磨きをする割に、やっていないという歯間ケア。
私は歯間に物が挟まりやすいので、一日最低一回はこちらを使っています。


 
歯並びは綺麗になりましたが、年齢的にも、徐々に歯や歯肉が弱ってくると思います。
今までよりも「歯」を意識して大切にケアしていきたいと思います(^^)


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医食同源・美食同源


猛暑真っ只中、寝室のエアコンが壊れました(;’∀’)
早速、ヤマダ電機で新しいエアコンを購入したのですが
取付工事が一週間後。
それまでの間は、寝室からリビングへ布団を運んで眠ることになりました。
数年前までは窓を開けて眠っていたのですが、ここのところの暑さには敵いません…

エアコン購入のあと、近くにある中華料理店で夕食をとりました。
麻婆豆腐が美味しいお店だったので、麻婆豆腐と飲茶数品、プラス麺ものにしようかなと
思っていたのですが、メニューを開くと目移りしてしまい、
結局コース料理をいただくことにしました。

前菜からデザートまで、どれも美味しかったのですが、
烏骨鶏とふかひれのスープが絶品でした(^^♪
あっさりと上品ですが奥行のある味わい、とでも言いましょうか。
まさに五臓六腑に染みわたる~という感じでした。

飲物はグラスビールのあと、温かい紹興酒をいただきました。
ザラメを入れて、なかなか溶けないので箸でぐるぐるかき回していたら、
店員さんが、ザラメは溶けにくいので多目にいれて、自然と溶けだしたところを
飲むといいですよ~と教えてくれました。

翌朝、起きていつものように顔を洗うと、ん?なんだかぷるんとしているではないですが。
あのスープをはじめ、美味しい食事がこの肌の状態に導いてくれたのでしょう。
そういえば、少し前、TVで大地真央さんが燕の巣などの高級食材を使った高級スープを毎
日のように摂っていると話していたのを思い出しました。

毎日、高級なスープを摂るのは、庶民には難しいです。
が、食べるものが身体を作っているのだなぁと、しみじみ実感しました。

お料理があまり得意ではないし、時間的にも手をかけられないので
栄養がかたよらないように、毎朝サプリを飲んでいます。

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① マルチビタミン+ルテイン
② コエンザイムQ10+ビタミンC+ルテイン
③ イソフラボン+ビタミンC+ルテイン

こんな感じで3日に一度のローテーションで摂っています。
トリプトファンとビタミンBは、、穏やかな気持ちに導いてくれるようなので
寝つきの悪いときに摂っています。

キャンドルブッシュは、お通じが滞りがちのときに・・

コエンザイムQ10は、無くなったらつぎはアスタキサンチンにしてみようかな~とか
ルテインは、カシスやブルーベリーなど眼にいいとされるものを色々試してみたりしています。

サプリに関しては海外製のものを購入するようにしています。

・・・だから医者は薬を飲まない・・・
            ・・・和田秀樹・・・



~たとえば、アメリカではオーガニックのサプリを探すといっぱいあるのですが、
錠剤のサプリメントは日本の製品よりも粒が大きいのです。
そして臭い。
成分のニオイが強いのです。
その点、日本の製品は小粒で飲みやすく、気になるニオイもありません、
「だったら日本製のほうがいいのでは?」
ということになると思いますが、一般的にサプリというのは、自然の成分を多く入れるほど粒が大きくなるのです。
逆に科学的な成分を使えば粒は小さくて済むわけです。
 また日本製のサプリにイヤなニオイがないのは、消臭剤を使っているからです。~


確かに、今飲んでいる「マルチビタミン」などは大きくて匂いも若干します。
が、毎日摂るものなので、できるだけ化学物質は少ない方がいいと考えています。

また、「正常値」にするために薬を出す、という日本の医療システムについても、この本の中では疑問を投げかけています。

身体に不調を感じ、お医者さんにかかって不調の原因を見つけてもらい、お薬をいただく、のではなく
検査で、まだ症状も出ていない時点で数値が正常値から外れているから、要受診。
昨年、職場で受けた健康診断の結果から職場からの指示を受け、近所の医院を受診しました。
先生の見立てでは、貧血に関するその数値は特に気にするものではないとのことで、鉄分の錠剤をいくつかいただいておしまいでした。

健康診断の数値だけで、受診を促し(強要かもしれません)、それを職場の上司にきちんと報告せよ、というやり方にはとっても違和感があります。

病気にかかったときにどのように対処するのか、は個々に決めてもいいことだと思います。
ましてや未病の段階で、本当にそれが正しいかどうか解らないまま、薬を飲むことなんて
したくありません。

けれど、毎年きちんと健康診断を受け、人間ドックでより詳しく検査してもらい
早期に悪いところを発見し、治療を受ける、という方針の人も沢山います。

情報が溢れていて何が正しいのかはよく解りませんが、自分の人生、自分なりに考えて至った方針で(凝り固まらずに、その都度見直しながら)生きていきたいと思います。

この本を読んだ後、その思いがいっそう強くなりました。



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美味しい食事・幸せな時間

7月の後半、今月から新しい生活に向けて出発することになった息子と暫くぶりに顔を合わせ、買い物したり食事をしたり…
一緒の時間を過ごしました。

大阪の「のらや」
猫の器が可愛い、私の好きなお店です(^^♪
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「かに道楽」では、涼しげな蟹のお刺身。
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ちょっと奮発しましたが、とてもおいしゅうございました~

大切に思う人と、美味しい食事を戴くひと時は
こんなにも幸せなものなのですね。

過去の出来事も、これから起こる出来事も、いいことも嫌なことも、期待も不安も
こんな幸せがずっと続いて欲しいなという欲望も
すべて頭の中を通り過ぎるままにして、その瞬間の時間を慈しみ、感謝して過ごしました。

離れた場所で、一人新しい生活を始めた息子と、その夜メールをやりとりし、
眠る前の「ありがとー」というひと言に、また幸せを感じ…
沸き起こる様々な感情を、鎮めるために暫く目を閉じた後
愛読書の一つを手に取りました。



~気づきを実践することによって、エゴの下にある本当の私とはどういうものか、ということにゆっくり気づくことができます。
生きるとは本当はどういうことかに目覚めます。
生きることは、単によいこともあれば悪いこともあるという浮き沈みの連続ではありません。
それは幻想です。
生というものは、ありのままに正しい見方で見るなら、もっと深い特性があるのです。~

~「今まで教わったことは横においておきます。
理論や先入観、固定観念は忘れます。
私は生の本質を理解したい。
生きるとはどういうことかを本当に知りたい。
真理を、生の深遠なる本質を理解したい。
誰かが言ったことを鵜呑みにしたくない。
自分で真理を確かめたい。」
このような心構えで瞑想を
続けるなら、成功するでしょう。
瞬間瞬間流れて変化している事象を、客観的にあるがままに観察している自分に気づくでしょう。
それで人生は言い表すことのできないほど、すばらしく豊かなものになるのです。
これは自らが実践して経験すべきものなのです。~


この本は読むたびに、新しい気づきを私に与えてくれます。

大海原を彷徨っている小さな船のような今の私ですが、
しっかりと舵取りしながら、堂々と進めるようになり、
大切な人たちが彷徨っているとき、そっと導けるようなそんな存在になれるといいなぁと
思っています。


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正のオーラ・負のオーラ


このところ、小説を続けて3冊読みました。
どれも、それなりに面白い作品でした。
以前の私ならば、そんな娯楽の時間を素直に楽しむことができました。
けれど、今の自分にはそれらを楽しむことが出来ません。
様々な人間関係の中で、繰り広げられる日常、その中で各々の心の内にある
時には狂おしいほどの感情。
それらに、押しつぶされそうになり、どんよりと重苦しい思いに囚われていました。

こちらの一冊は、元弁護士の方が書かれた、よくできたミステリー小説。
しっかりした構図で、とても丁寧に書かれていて、面白く、所々に考えさせられるテーマも
織り込まれていました。




とても印象に残った文章です↓

朱実という女性が、殺人容疑の夫の弁護士、衣田の事務所を訪れた場面のこんな一文。
~朱実が現在置かれている苦境を考慮に入れてもなお、彼女の身体からは異様な負のオーラが立ち昇っていた。
この顔つきは、日々の生活に充足し、自分の人生に自信がある人間のものではない。
今回の件は措いても、おそらくこの女性は夫を信じていないのだろう。
衣田は瞬時に判断を下した。
たとえそれが犯罪者であっても、夫に愛されている女は内面からゆるぎない正のオーラを放っているものだ。~


少し前に職場で出会った女性を思い出しました。
短期間のアルバイトの女性だったのだけど、同じメーカーの自転車に乗っていることがきっかけで
時々お話をしたり、ランチしたりしました。
小柄で可愛らしい彼女は、旦那さまと小学生の息子と仲睦まじく暮らしている様子。
とても充実していることがもう、雰囲気でわかります。まさに正のオーラ。
自転車通勤、雨の日は?の話題には、自営業のご主人が車で送ってくれるとのこと。
同じく自営業ですが、我が家の場合は、そんなことあり得ません。
送迎だけではなく、あまり助けては貰えないということが、多いです。
自分のことは自分で、というスタンス。
夫婦とか家族というと、もう少しお互いに助け合ったり、甘えたり、全面的に信頼をおけるものだと
ずっと思ってきたこと、それが当たり前でなかったことに気づかされました。
今のドライな感じは、時折寂しいなと思う反面、意識していなかったけれど、いつも誰かに
頼ってきた私に対して、神様が与えてくれた試練なのだと思っています。

ちょっと話が逸れてしまいました💦
そう、正のオーラを放つ彼女は、たぶん結婚する前からそうだったのでしょう。
そして、同じようなオーラを放つ人と一緒になった。
私から見るととても眩しくて、ちょっと羨ましくもありました。

そして、たぶん、今の私が持っているのは「負のオーラ」なのでしょう。
日常生活や、小説や映画の中に溢れている、人と人との繋がり、
面倒で嫌なことや辛いことも沢山あるけれども、優しさにふれたり、楽しいひと時もまた沢山あって…
そんなところからはみ出してポツンといる、自分自身を、まだ丸ごと受け止めていないので
時々そういうものが羨ましくて辛くなるのだと思います。

もう一つ、一見美しく見えるものの中にもある醜い人間の心の内に気づかされて、
これまた辛くなります。

そんな今の私には、これらの小説が毒になってしまうのです。
世間の中で人並みの幸せを得るために努力するのか
孤独に、強く優しく生きるために努力するのか
答えはもちろん後記のほうです。

ヨガや哲学、自然や宇宙について、学び、修練し、いつの日か揺るぎない心を手に入れたとき
私なりの「正のオーラ」に出会うことができるのかもしれません。



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